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お彼岸の時期や意味をおさえて、マナー上級者になろう

更新日:2018年7月20日

お彼岸の時期や意味をおさえて、マナー上級者になろう

お彼岸はお墓参りすればいいの?お彼岸は実は修業期間なんです。お彼岸の迎え方マスターしましょう。

もうすぐお彼岸。

あれっ、ちょっとまって。お彼岸ってそもそもどういう意味のある行事?
何をすればいいんでしたっけ?
お墓参りしていればOK?
特別なお供え物は必要?
これを読んだら、仏事ビギナーのあなたももう大丈夫です。

春のお彼岸、秋のお彼岸。いつからいつまで?

実は毎年変わります
実は毎年変わります

お彼岸はいつからいつまででしょう?

そのものずばりを、すぐに答えられる人はそう多くないかもしれません。なぜなら、毎年少しずつ変わるからです。
お彼岸は、年に2回あります。

春彼岸……春分の日を中心にその前後3日を含む7日間
秋彼岸……秋分の日を中心にその前後3日を含む7日間

その期間の初日を「彼岸の入り」、春分の日・秋分の日を「彼岸の中日」、最終日を「彼岸明け」といいます。

彼岸の入りは、なぜ毎年違うの?

春分の日は3月20日または21日、秋分の日は9月22日または23日で年によって異なります。

太陽の通り道は「黄道」、地球の赤道を天に延長した道を「天の赤道」といいます。黄道と天の赤道が交差するところが「春分点」「秋分点」です。
そのそれぞれを太陽が通過するときを「春分」「秋分」といいますが、地球の運行がきっちり365日ではなく端数(約6時間)がでること、地球の周期が楕円形であることなどが影響し、毎年ずれが生じ、日がずれていきます。そしてこのずれは、4年に1度のうるう年で調整されます。

国立天文台で春分点、秋分点は観測されており、その予測をもとに、翌年の春分の日、秋分の日は毎年閣議で決定される祝日になっています。

ちなみに2017年度の春分の日は3月20日、秋分の日は9月23日です。ですから、もうすぐ来る春のお彼岸は3月17日から23日までとなります。

彼岸の中日は、閣議で決定される?!
彼岸の中日は、閣議で決定される?!

春も秋も、お彼岸は同じ?

実は、春のお彼岸と、秋のお彼岸は意味が違います
お彼岸の中日である、春分の日、秋分の日は、祝日法によれば

春分の日……自然をたたえ、生物をいつくしむ日
秋分の日……祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日

とされています。

春は人以外のものに、秋は祖先に感謝し思いをはせる期間なんですね。

春と秋では意味が違います
春と秋では意味が違います

実は、お彼岸の正しい意味は「修行」なんです

お彼岸は、修業期間です
お彼岸は、修業期間です

お彼岸といえばお墓参りが思い浮かびますね。

彼岸とは向こう岸、「あの世」を指している言葉。

この世で悩みや煩悩に惑わされていた人間が、修行を重ねることで悟りの境地を開き、あの世へ行くことができるようになると言われています。

お彼岸はまさにこの「修行」の期間なのです

その修行の具体的な内容は、

1.布施(財や心を他人に施す)
2.持戒(心を戒める)
3.忍辱(不平不満を言わない)
4.精進(努力を惜しまずいつでも全力を尽くす)
5.禅定(心を静かに保つ)
6.智慧(真実を見る智慧を身につける)
という6つで、これは仏教の「六波羅蜜」といいます。

修行というよりも、年に2回、お彼岸を迎えることで、自分を振り返る機会をもらっていると考えることもできますね。

お盆とお彼岸のお墓参りは、ここが違う!

一方、お盆もお墓参りをしたり、仏壇にお供え物をしたりします。

ですが、お盆はこの期間だけ戻ってくる「あちら側(彼岸)へ渡った家族やご先祖様をお迎えし、おもてなしし、またお送りすること」で先祖を敬い感謝をするものです。

お彼岸は、祖先を敬い、礼をつくしつつ、自分を振り返る修行。これからは、同じお墓参りでも意識が違ってくるかもしれませんね。

お彼岸の正しい迎え方、準備するもの、することは?

お彼岸に準備するもの、すること、正しい迎え方をまとめてみました。

お彼岸に行うことは?

家で迎えるお彼岸
・仏壇をきれいに掃除し、仏具も整える。
・果物やお菓子(ぼたもち)などをお供えする。

お寺で迎えるお彼岸
・お墓参りに行き、お墓の掃除をして、お花を供える。
※ろうそくやマッチ、お花、お線香などを持っていく。お線香はお寺で用意してくれるところもあります。
・お坊さんにお経を読んでもらう(個別または合同彼岸会、法要)
・お布施をお渡しする

などになります。

お墓参りのセットを準備
お墓参りのセットを準備

気になる、お彼岸のお布施の額は?

合同のお彼岸法要・彼岸会に参加する場合は3000円から1万円ぐらい、個別にお願いしたときは3万円~5万円ぐらいが相場のようです。

自宅で行った場合は、お寺からの距離にもよりますが、お車代を3000円から5000円ほど別に包みます。
地域によっても異なるので、周囲に確認してみましょう。

お彼岸で渡すお布施は、水引なしの白封筒が一般的。表書きは「御布施」で大丈夫です。

個別彼岸会でなければ、だいたい3000円~1万円
個別彼岸会でなければ、だいたい3000円~1万円

春のお彼岸、お供え物は?

さて、仏壇あるいはお墓には何をお供えするのが良いでしょうか?

お彼岸のお供え、ぼたもちとおはぎの違いは、地域ではない

お彼岸のときには、ぼたもちを用意します。

ぼたもちって何?おはぎとどう違うの?と思われるかもしれません。両方とももち米とうるち米を混ぜて炊き、握ったものをあんこでくるむ点は一緒です。

ですが春の彼岸のときにお供えするのは「ぼたもち」。これはもともと「牡丹餅」だったのです。

牡丹は春の花。それにちなんで、春は牡丹餅=ぼたもちと呼ぶようになりました。そして、あんはこし餡です。

ちなみにおはぎは「お萩」。秋に咲く萩の花になぞられているのです。そしてお萩はつぶ餡を使います。
お供えするときは半紙を二つに折って、その上に載せます。

春はぼたもち、秋はおはぎ
春はぼたもち、秋はおはぎ

お彼岸に、精進料理をお供えしてみては?

お供えし、自分でも食べるお彼岸に準備する料理は昆布などの出汁を使い、飯椀、汁椀、煮込み、ゴマ和え、お漬け物などの品を並べる精進料理はいかがでしょうか?。

特にこの料理を作らなければならないという決まりはありませんが、祖先にお供えもし、自分の修行食となると考えれば、やっぱり動物性のものは使わないで、精進料理がよさそうです。

高野豆腐や豆などを使い、里芋や人参、こんにゃくなどを煮物にします。
タケノコや菜の花、ワカメなど春のものを使うのも、季節感があって良いですね。

精進料理を、供える、いただく
精進料理を、供える、いただく

お彼岸に用意したい、仏具周りの品々

この機会に古くなったお道具を見直してみては
この機会に古くなったお道具を見直してみては

お彼岸は仏具の見直しの機会にもなります。気がついたら古くなって、傷んでいるものがあったら、この機会に新調してみるのもいいのではないでしょうか?

お供えを乗せるのに、軽くて取り扱いやすいお供物台

丸形供物台お供え物を載せるのにぴったりです。樹脂なので、軽くて取り扱いもラクチン。洗うのも簡単です。蓮の蒔絵が美しい供物台です。

軽くて取り扱いやすい
軽くて取り扱いやすい

線香の灰にも安心、燃えにくい仏壇マット

汚れてもサッと拭くだけ◎の防炎仏壇マットがあれば、汚れやすい線香の灰にも安心です。
紫地に金色で鶴をあしらった紋様。

サイズに合わせてカット
サイズに合わせてカット

ご住職にお茶をお出しする際に便利

ご住職にお茶をお出しする際に便利なお給仕セットです。

湯飲みは上質な九谷焼を使用。白粒鉄仙と青粒鉄仙の2色からお選びいただけます。

ご住職をお茶でおもてなし
ご住職をお茶でおもてなし

普段の座布団が、仏事用座布団に早変わり

いつもの座布団が仏壇座布団に早変わりするカバー。仏壇専用座布団を備えなくても、カバーがあれば、お坊さんをお迎えしても大丈夫です。

法事などの来客にも便利です
法事などの来客にも便利です

心穏やかに、祖先を敬って

年に2回のお彼岸も大切に過ごす
年に2回のお彼岸も大切に過ごす

意味がわかると、心を込めてお彼岸を過ごすことができますね。

これからは年2回のお彼岸も、ご先祖様と自分たちをつなぐ行事として生活に取り入れてみてはいかがでしょう?

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