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放っておくと危険!窓、壁、押入れの結露対策

更新日:2018年5月11日

放っておくと危険!窓、壁、押入れの結露対策

寒くなってくると、窓一面に現れる結露。放っておくと健康面にも、さらにはお財布にもダメージが。今年こそしっかり、結露対策。

冬の悩みとして多くの人があげる「結露」。気がつけば窓周りはびっしょり、よく見たら押し入れの奥はカビだらけ!そんな悲劇は結露対策することでかなり防ぐことができるんです!

冬のお悩み結露。どうしてできる?

結露は、室内と室外の温度差で起こる現象です。空気は暖かいと水分を多く含み、冷たいと乾燥します。水分を含んだ暖かい空気が冷やされると、含まれていた水分が水滴となります。これが結露です。

結露対策のチェックポイント。どこにできる?

どこに結露ができているかを確認
どこに結露ができているかを確認

結露ができる場所は、温度差のあるところ。もう一度よくチェックしてみましょう!

第一発見場所、窓

暖房している部屋の窓。これはみてすぐわかります。結露のお悩みの一番のポイントかもしれません。

ですがよく見てください。ガラスだけではなくサッシも結露していませんか?サッシも外気により冷やされているので、水蒸気が付着しやすいのです。

さらに、暖房していない部屋の窓。暖房している部屋から流れ出た水蒸気が漂って、冷たい部屋の窓ガラスに結露を起こすのはよくあることです。

窓ガラスの内側に障子がある和室も、一度障子を開けてみてください。ガラスにびっしり結露していることがあります。

窓の結露から、結露対策の必要性を感じる人は多い
窓の結露から、結露対策の必要性を感じる人は多い

出かけるときに驚く、玄関扉

スチール製の玄関扉。さわるとあまりの冷たさにどきっとするほど。外気に接しているので仕方ない場所ともいえますが、玄関扉が濡れていると、出入りの際に洋服に水がついてしまうこともあり、なんだか、一日の気分が台なしになりそうです。

スチール製の扉は、冬はしっとりしていませんか?
スチール製の扉は、冬はしっとりしていませんか?

ダメージが大きい、壁

冷え切った外気や暖房していない部屋と暖房されている部屋の境目にある壁も、内部が結露している可能性があります。壁紙がはがれたり、カビが生えていたりすることはないでしょうか。もし壁紙に変化が出ていたら、危険な兆候です!

壁紙の変化はかなり危険な状況です
壁紙の変化はかなり危険な状況です

見落としやすい 押入れ

押入れを開けてみると中の空気がヒンヤリしていませんか?押入れの外側が外壁と接している場合、外壁の冷たさで、押入れ内部が結露してしまうのです。
おまけに毎晩汗を吸い込んだ布団もしまわれていて、そもそも湿度が高い場所。結露の危険性は十分に高い場所と言えます。

見落としがちな押入れの奥
見落としがちな押入れの奥

そのうち乾くんじゃ? と放っておくとどーなる?

暖房入れてるし、放っておけば乾くんじゃないかと思ってしまう
暖房入れてるし、放っておけば乾くんじゃないかと思ってしまう

結露という水分を放っておくと、乾くより先にほこりが加わって、やがてカビが発生することも
その胞子はアレルゲンになることもあります。

また窓の結露をそのままにしておくと床のフローリング部分に水がしみて、あるいは、布団とフローリングの間の結露をそのままにしておいて、気付けば木材が腐食しちゃってるということもあるんです。こうなると、床の張り替えという一大事を招きかねません。

健康面からも経済面からも、結露は放っておいてはいけないんです。

どうすればいいの?結露対策

こまめに拭く。でもそうなる前に結露対策
こまめに拭く。でもそうなる前に結露対策

もし結露が出たら、こまめに拭き取るのが一番の防止策になります。でも、一日中拭いて回るわけにもいかないし。そこで、場所ごとの結露対策。

窓の結露対策は対策グッズを活用する

結露の悩みが集中するのは窓。窓も、窓ガラスそのものと、窓枠、つまりサッシの部分も水滴がつきます。

簡単で効果的なのは、梱包材でもあるエアクッションシート。断熱効果が高い空気が含まれているシートは温度差の解消に使えます。が、普通の梱包材用シートでは、窓に貼るのはガムテープなどを利用しなければならず、みっともないです。
水張りシートだと、気がつくとずれ落ちていることもあるので、糊付きシートがおススメ!!

サッシについてしまう結露を吸い取ってくれるテープもあります。

窓から伝わる、サッシの隙間から入ってくる冷気を軽減してくれるものも多いので、窓の結露対策グッズは、防寒対策グッズとしても活用できます

玄関の結露対策は

玄関の金属扉の結露対策もドア枠に貼る結露防止テープがおすすめです。断熱効果もアップします。

結露防止だけでなく、防寒対策にもなります
結露防止だけでなく、防寒対策にもなります

壁の結露対策は温度のバランスを取る

壁の結露を完全に防ぐには、建設時に断熱材の材質を考えるなどの対策が必要なので、すでに建っている家の場合はできるだけ温度差を作らないことがカギになります。
部屋の空気を動かし、換気をすることで家全体をできるだけ同じ温度にしてみましょう。

もしカビが生えてしまったら簡単に張り替えるわけにもいかないので、見つけたらすぐ、カビを取りましょう

①カビ除去専用スプレーで拭き取る
最も簡単なのは、専用のカビ取りスプレーを吹き付け、10~15分ほど放置してから拭き取ることです。(※カビ除去専用スプレーの使用方法を守ってお使いください。)

②ミョウバン水を吹き付ける
その後、ミョウバンを水に溶いてスプレーすると予防になるといわれています。分量は、500mlの水に対して焼きミョウバン15g入れて、よく振ってから1~2日放置し、水が透き通ってから使います。
スプレーした後はしっかり水気を拭き取ってください。

※いずれも壁等の材質によっては、変色やシミの原因になる恐れもありますので、ご注意ください。

カビが生えたら、すぐに対処しましょう
カビが生えたら、すぐに対処しましょう

押入れの結露対策は、空気を入れる湿気をためない

押入れ内部を換気するために、お客様がいないときはふすまを開けておきましょう。また、除湿剤を入れて、湿気をため込まないようにしましょう。

バイオの力でカビを抑制するアイテムもあります。

万が一、押入れでカビが生えてしまったら、アルコール除菌洗剤を染みこませた雑巾またはペーパータオルなどでカビを拭き取ります(使った雑巾、ペーパータオルは胞子を飛ばさないように密閉してすてましょう)。

雑巾を使うときはしっかり絞って、水気を極力少なくしてください。
拭き取り終わったら、壁にしっかり除菌洗剤またはエタノールを吹き付けます。
荷物を入れるのはしっかり乾燥した後にしましょう。
(※押入の材質によっては、変色やシミの原因になる恐れもありますので、除菌洗剤・エタノールの使用にあたってはご注意ください。)

結露させない予防策は? 結露を起こしにくい家づくり

結露が発生しにくい家づくりのためにできること
結露が発生しにくい家づくりのためにできること

結露を完全に防止することは難しいですが、結露が発生しにくい家づくりのために、他にもできることがあります。

換気をしっかりする

家全体の温度差をなるべく無くしましょう。それには家の中の空気を動かすこと。2003年(平成15年)以降の住宅なら、24時間換気システムが装備されているはずですので、活用しましょう。
※参照:国土交通省 シックハウス対策のための規制導入改正建築基準法

お風呂場や台所で発生した水蒸気(湯気)は、窓を開けて換気するか、換気扇などで外に出すことが重要です。

結露防止には換気がいちばん
結露防止には換気がいちばん

暖房器具を見直す

手軽ですぐ暖まるガスファンヒーターや石油ファンヒーターなど燃焼タイプの暖房で排気が室内に出るものは、水蒸気を大量に発生させます。
エアコン、パネルヒーター、床暖房や、燃焼タイプでもFF式だと結露の発生はぐっと少なくなります。

水蒸気の発生が少ないタイプを選ぶ
水蒸気の発生が少ないタイプを選ぶ

室内干しに注意

冬は洗濯物が乾きづらいので、部屋干しの機会が増えます。

でも洗濯物が乾くということは、その分の水分が室内に放出されたと言うこと。

お部屋が乾燥しがちな冬とはいっても、こまめな換気は必要です。

部屋干しには換気も必要です
部屋干しには換気も必要です

加湿器はほどほど使用で

冬場の乾燥は喉を痛めるし、風邪の原因にもなるので加湿器の出番です。ただ、この加湿器は、つけっ放しにすると室内の水蒸気が飽和状態になり結露の原因になります。

ぜひ、湿度計を用意してください。室温が20度から22度程度の場合、湿度が40から50%なら加湿器は必要ありません。

室温20度~22度なら、湿度40~50%あれば、加湿なしで大丈夫
室温20度~22度なら、湿度40~50%あれば、加湿なしで大丈夫

風通しと室温バランスで、結露にさようなら

結露対策は、風通しと室温バランス。結露は見ばえだけでなく、健康にも影響が出てしまいます。きちんと対策して、今年はびちゃびちゃの結露に悩まされませんように。

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