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眠くなる?安眠したい方におすすめ 眠りを助けるツボ刺激

更新日:2018年8月27日

眠くなる?安眠したい方におすすめ 眠りを助けるツボ刺激

「明日は朝早いから早く眠りたいのに眠れない」「疲れているのになぜか眠れない」、そんな時のために。眠くなるツボまとめました!

「眠りたいのに眠れない」、グッスリ眠りたいのに眠れないということは誰にでもあります。

自然と心地良い眠りに入っていくために、眠りを助けてくれるツボも活用してみましょう。

おすすめのツボをいくつかご紹介します。

そもそもツボって何?

身体にある「ツボ」ってそもそもなんでしょう?
身体にある「ツボ」ってそもそもなんでしょう?

肩こりや腰痛のツボなど、「ツボ」という言葉は日常的に使っていると思います。睡眠に関するツボでは「入眠を助けるツボ」もあります。

そもそも「ツボ」とは何なのでしょうか?

ツボの数は全身で361個!

東洋医学の考えでは、身体には14本の道すじ「経路」があります。これは身体に必要なものを運ぶ通路で、内臓や皮膚・筋肉などにつながっているといわれています。

また、経路上にはいくつものポイントがあり、これを「経穴(けいけつ)」といいます。一般的に「ツボ」と呼ばれているもので、体調の変化が起こった時に、これらが反応するため、疾病の治療点として使われます。

WHO(世界保健機関)の定義では、全身のツボの数は361個あるとされています。

ツボをマッサージ
ツボをマッサージ

全身のエネルギーを循環させる、眠りを助ける頭のツボ

眠りたい時に限って「頭が冴える」といった状態になったりするのは良くあることです。

そんな時、頭のツボを刺激して、心地良い眠りの世界へ入っていきましょう。

経路が交わる頭のツボ 百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんの中心にあり、指で押すと少しへこむ感じがするところが百会です。

百会は、「多くの経絡が会うところ」というのが名前の由来で、いくつもの経絡が交わっていることで、いろいろな症状に使用されるツボになります。またこの百会の前後左右4か所には四神聡というツボがあります。

百会を中心に四神聡あたりを刺激することは、血流が改善され、自律神経系の不調や不眠、ストレスなどの改善を手助けするといわれています。

刺激すると言っても、指圧のように強く押し込むことではありません。あまり強く押しすぎると逆に血管を圧迫してしまったりします。

困った時に頭を抱えるような感じで、頭を両側から両手で包み込むようにして、「百会」とその付近にある「四神聡」のあたりを、親指以外の4本の指を使ってマッサージするようにします。

自分が丁度いい、気持ちいいと感じる強さで、頭皮を持ち上げるような感じで15~20回程度マッサージするのが効果的です。

百会と四神聡のあたりを4本指でマッサージ
百会と四神聡のあたりを4本指でマッサージ

眉毛沿い、髪の生え際を刺激する

おでこ周辺の前頭部にも多くのツボがあります。

この前頭筋の緊張を和らげて血流を促すことは、眠りを助ける効果があります。

右手を右眉、左手を左眉に当て、親指とそれ以外の4本の指でつまんで前に引っ張るようにします。
気持ち良い程度の力で刺激すると効果的です。

また、頭髪の生え際を刺激するのも効果があります。ゆっくりと、指で頭皮を押しながら、髪の毛をかきあげるイメージでマッサージしてみましょう。

前頭筋をほぐす
前頭筋をほぐす

こめかみ周辺や側頭筋を刺激する

こめかみの辺りには側頭筋という筋肉があります。

こちらも前頭筋と同様に緊張しやすい部分で、「太陽」や「率谷(そっこく)」など多くのツボがあります。

指先でで軽く揉みほぐすようにすることで血流が改善され、リラックス効果が期待できます。

頭頂部(百会、四神聡の時)と同様に、4本の指でほぐすと、より側頭筋がゆるみやすくなるでしょう。

頭痛の時についマッサージするのには意味があった
頭痛の時についマッサージするのには意味があった

体のバランスに大きく関係する肩のツボ

肩こりなどが原因で不眠に悩まされている人も多いと思います。
そんな人におすすめなのが「肩井」というツボです。肩の血流を良くして良い眠りを手に入れましょう。

睡眠はもちろん肩こりにも効果がある「肩井(けんせい)」

「肩井」というツボは、両肩の出っ張っている所と首の中心のうつむくと出っ張る骨を結んだ線上の真ん中で、肩の盛り上がっている辺りになります。

肩は体のバランスに大きく関わっていますので、こちらを刺激することで、肩周りの血流が良くなり、眠りを助けるだけでなく体のバランスも良くなっていきます。

軽く刺激するほか、肩全体をできる限り上げて、その後力を抜いて、肩を落とすようにする「肩落とし体操」も効果があります。

肩凝りの人は硬くなっているかも?の肩井
肩凝りの人は硬くなっているかも?の肩井

妊婦さんは「肩井」の刺激に注意

鍼灸では、古典にみられる妊婦さんへの禁忌穴として、「肩井」が含まれています。

さまざまな説はありますが、妊婦さんは一般的な刺激でも、人によって敏感に感じやすいことや、体調が変化しやすいことを考えると、「肩井」への刺激は弱めか、またはしないほうが安全とも言えるでしょう。

妊婦さんはご自身やご家族にやってもらうより、万が一に備えて、身体がお辛いときは、妊婦さんへの施術もしている専門の診療院で診てもらってくださいね。

大事な体なので、無理はしないでプロにおまかせしてください
大事な体なので、無理はしないでプロにおまかせしてください

カンタンに刺激できる、眠りを助ける手のツボ

眠りを助けるツボの中で、簡単に押しやすく刺激しやすい手のツボをご紹介します。

十本の手指に2カ所ずつある「井穴(せいけつ)」

手の「井穴」は指のつめの左右のたての線と、つめの付け根側の横の線が交わった部分で、各指に2カ所あります。

指先には毛細血管がたくさんあり、これらの経穴を刺激することで副交感神経反射が起こり、指先が温かくなって血流が回復します。

スムーズな入眠には、副交感神経が優位になることが大切です。

指先をマッサージするだけでも良いですが、「井穴」を爪楊枝の後側でいた気持ち良い程度の力で、10秒程度刺激するとさらに効果的です。

刺激するのは、左右どちらからでも構いません。親指から小指に向けて、順に押していきましょう。

楊枝の背の方で、気持ちいいくらいの強さで
楊枝の背の方で、気持ちいいくらいの強さで

第二の心臓とも言われる足のツボを刺激して眠りを呼ぶ

昔から足は 「第二の心臓」 と呼ばれるほど体の中で重要な役割を果たしています。
そんな足にある、眠りを助けてくれるツボを紹介します。

失った眠りをとりもどす、といわれるツボ 「失眠(しつみん)」

かかとのふくらみの中央にあるツボで、不眠解消のほか、神経症、むくみ、膝関節痛、下半身の冷え、足の疲れなどにも効果があると言われています。

ただ、かかとに近い硬い部分なので、手や棒状のもので刺激をしたりしてもあまり気持ち良さはなく、あまり強く刺激すると逆に痛みを感じたりします。

このツボはお灸をするのが効果的ですが、市販のお灸などを使って行なった場合、温かさを感じにくいことが多い箇所です。お灸をする場合は、鍼灸院などに行くことをおすすめします。

失うのではなく、取り戻すんです
失うのではなく、取り戻すんです

足首から下全体を温める「足湯」

「第二の心臓」 と呼ばれる足には数多くのツボがあります。
その足全体の血流を良くすることは、眠りの大きな助けになります。

効果的なのは眠りにつく1~2時間前に「足湯」で足首から下全体を温めることです。

「足湯」をすることで、眠りにつくころには体温が下がり、眠りに入りやすくなっています。

足全体の血流を良くする
足全体の血流を良くする

赤ちゃんや子供が寝つかない時、ツボ刺激は効果的?

赤ちゃんや子供が寝付かないときにも、ツボの刺激は効果があるのでしょうか?

赤ちゃんや子どものツボは、刺激より触れること重視

子どもや赤ちゃんでも、経絡はありツボもあります。
しかし、大人より身体も小さく、年齢によっては骨もやわらかく、
何よりも子どもや赤ちゃんは刺激に敏感です。
ですので、大人と同じようにやっては絶対にダメです。

「手当て」という言葉がありますが、まさに手を当てて、広くさするようにするのが効果的です。触れてあげることで安心感を与えることが何よりも大切なのです。

ママのスキンシップが一番です
ママのスキンシップが一番です

まずは、身体を伸ばしリラックスするだけでも…

実際のツボを使っての治療は、個人や症状によって施術方法が異なります。また同じ人でもその時の体調により刺激の量も変わってきます。

ですので、なかなか寝つけない、なんとかしたい時は、お休み前やお風呂の後に、ツボを適度に刺激するとともに、その付近の筋肉をほぐしてあげるのも良いでしょう。

猫背になっている姿勢を、ぐっとそらしてあげるだけでも、血行がよくなってリラックスでき、身体がリラックスできれば、自然と眠りに入っていけるのではないでしょうか?

簡単ストレッチをサポートするアイテムなども使って、楽して、すっきりしてみましょう!

※記事内容については 丞心堂鍼灸院 副院長 土﨑 彩貴 先生に監修いただきました。

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